“Nothing about us, without us.”

職場の人権問題研修を受講した。そこでこの言葉を初めて聞いて、衝撃を受けた。

Nothing about us, without us. 私たち抜きに私たちのことを決めるな。

『障害者の権利に関する条約』は、国連総会にて2006年に採択された人権条約。日本は2007年に署名している。

この条約は、“Nothing about us, without us.”をスローガンとして掲げたことが画期的であり、障害者の視点から作られた条約であることが特徴的だった。

このスローガンに激しく同意である。

「こうしたら本人にとっていいだろう」と部外者が作る政策なんて、ほんと無意味。
上から目線の勘違いした人が莫大なお金を無駄にしただけではと思う。 
部外者が当事者のことなどわかるはずもない。

このスローガン、障害者だけでなく、人権をおろそかにされがちな女性、こども、高齢者、マイノリティの方々への施策にも当てはまること。

女性にこどもを産んでもらうため、日本政府や地方自治体はいろんな政策を出しているけれど、しょせん当事者の女性抜きに決めているから、空振りばっかり。
働きながら家事もして出産も育児もするなどとは遠い世界にいる男性の政治家たちが、なんでも知っているとばかりに上から目線で莫大な税金をつぎ込んだ政策じゃ解決にならないこと、早く気がついてほしい。

“Nothing about us, without us.”

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