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“That’s wonderful! I respect your idea.”

That’s wonderful! I respect your idea.

(参考訳)素晴らしい! あなたの考えを尊重するよ。

この言葉を言われたときは、「私の英語、通じなかった?」と一瞬いぶかった。
なぜなら、私が言ったことは、彼にとって全然 wonderfulではないはずであり、respectされるようなものではなかったからだ。

彼が「付き合って」と言ってきたので、私が断ったのだ。
私は言葉を変えてまた断った。

彼はまたもや私の意見を褒めたたえるようなことを言う。

私の脳内はこんな感じ。
「いったいどういうこと?! 
この人、振られたのに、怒ったりがっかりしないの?!」

自分と反対の意見を言う相手に「その考え、素晴らしい!」なんてとても言えるような広い心を、私は持ち合わせていない。

それから何年も経ったあと、同じような場面で同じようなセリフを映画で見つけた。
それは、ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント主演の「ノッティングヒルの恋人」だった。

*青い看板のお店は映画「ノッティングヒルの恋人」の撮影に使用されたそうです
UnsplashNoralí Naylaが撮影した写真)

Fine. Good Decision. Good Decision. 
(参考訳)素晴らしい。良い決断。良い決断だわ。

 - “Notting Hill” starring Julia Roberts and Hugh Grant

ウィリアム(ヒュー・グラント)がアナ(ジュリア・ロバーツ)を振ったときに、アナが言うセリフである。

「アナ、あんたもかい!」と私。
映画の中のアナも、あのときの彼もアメリカ人。
「アメリカ人って、心が広いんだ!」という大発見。

そんな心の広い人に私もなりたい。
その目標は、正直、かなり遠い。。。

“The United States is not the only country in America.”

今日は、“America”“America” だけじゃないという話。
これだけだとなんのことやらわからないと思うけれど(笑)

アメリカ合衆国という国の呼び方は複数ある。

  • America
  • The United States of America
  • The United States
  • The U.S.
  • The U.S.A.

私は長い間、アメリカ合衆国のことを英語で “America” と呼んでいた。
なぜなら、学校の教科書では “America” として記載されていることが多かったから。

だが、あることをきっかけに “America” と呼ぶのをやめた。
それは、サンブランシスコの語学学校でのブラジルのクラスメートの発言がきっかけだった。

The United States is not the only country in America.
(参考訳)アメリカ合衆国は、アメリカ大陸の唯一の国ではない。 

彼が指す “America” は、アメリカ大陸のことだった。

Americaっていうのは、アメリカ大陸のことで、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸のことを言うんだ。
アメリカ合衆国は、アメリカ大陸にある唯一の国なんかじゃない。
ブラジルも America の国だし、ブラジル人の自分だってアメリカ人なんだ。
Americaっていうのは、アメリカ合衆国だけのことを言うんじゃないんだ。

ええっ、そうなの!?
ごめん、知らなかった。
これからはもう “America”“America” って呼ぶの、止めるね。。。

・・・というわけで、それ以降、アメリカ合衆国のことを ”America” とは言わないようにしている。
代わりに “The United States”と言うようにしている。

リオ・デ・ジャネイロのキリスト像 (UnsplashRaphael Nogueiraが撮影した写真)

“Thank you!”

今年の春、アメリカのコロラド州の首都デンバーへ出張に行きました。
ちょうど円安が進み始めた頃ということもあり、仕事先である市街地のホテルは高くて利用できず、郊外のホテルに予約を取りました。そのせいで、滞在中の1週間は片道20分ほどかけてバスに揺られて市街地まで通いました。

そのうち、乗客のある習慣に気づきました。

バスを降りるとき、どの乗客も運転手に向かって大きな声で
“Thank you!”
と言ってから降りていくのです。

バスを乗るときはバスの前方の運転手のすぐ横の入り口からなのですが、降りるときはバスの中央の出口からなので、運転手さんからは少し離れているのです。

だから、運転手さんに間違いなく聞こえるように大きな声で挨拶していくのでしょう。

日本だと、運転手さんに御礼を言っている人もいるけど、いない人もいます。
御礼を言っていても、相手に聞こえるか聞こえないかの小さな声のときもたくさんあるように思います。

お金を払っているからバスを乗るのは当たり前、ではない。
運転手さんにきちんと御礼を言う。
デンバーの人々の温かい気持ちに感激しました。

@Denver, Colorado, USA in Juen 2022

それに気づいてからは、私もデンバーの習慣にならい、” Thank you!!”と頑張って声を張り上げて降りるようにしていました。

(張り上げないとアジア人の声は小さい! 日本では私の声は大きいほうなんですけどね。 )

海外だとこういう新しい発見が嬉しくて、やめられません(笑)